「セキュリティ」と一致するもの

無料素材倶楽部は、これまで何度か有害サイト(ウィルスかマルウェアかは知らん)判定されてきました。

ウィルスサイトと誤判定されていた日々-通りがかりのWeb管理者さんへ
http://sozai.7gates.net/blog/docs/virus-alerted/
またもウィルスサイトと誤判定される-Yさんへの感謝状
http://sozai.7gates.net/blog/docs/virus-alert2/

その都度誤検知であったのですが、実は今年1月にはまた誤検知(おそらく)が原因で、人生初のサーバアカウント凍結の憂き目にあってしまいました。
私の場合、リアルタイムではどうしても冷静さを欠いて誤解を招きそうな気がして、常に後日談のような形になってしまうんですが、サイトを運営する上で、こういうケースもあるよ、と参考までに。

今年2013年1月19日、サーバー上にアップロードしたプログラムの脆弱性を突かれる等により不正なファイルをアップロードされた可能性が高い、ということで、ファイルのリストと共に、サーバ会社(Xserver)からアカウント凍結および
「全削除して構築しなおしてね」という意味のメールがきました。
このサーバでは、アカウントが凍結されるとすべてのURLへの応答は403Forbiddenになります。
自サイトでどこまでも続く403を見るのってそこそこ心臓にこたえます。
「ええええええ、不正アクセス~ぅ!?」
「凍結」経験が一度もない我が身にとっては、アカウントともども、自分も凍りついた感じ。調べてみると

  • PCについては定期的にウィルスチェックは行っており、感染はしていない(インストールしているソフトを信頼するとすれば)。
  • その後、リストアップされたファイルをDLしセキュリティーソフトでスキャンしても何もでない。
  • 検知される前のファイルと差分チェックしても特にない。
  • さらに、目視でチェックしても、差し込まれたソースは見当たらない。
  • DBの変更も特に見当たらない。
  • ソース内に変なリンクはないし、該当URLのページをローカルサーバにおいて、ブラウザ表示しても、どこかに勝手に接続して何かを勝手にインストールする等、怪しい動作はしない。

これまでの経緯と、上記の点から、「ひょっとしてまた誤検知?」と疑念が湧きまして、その旨を書き添え、再度、詳細を訊ねるメールをサポートに送ったところ、
「会社で使っている某社外部サービスでウィルス検知したため、社内で精査したところ、同様な検知をしたため今回の凍結となった。ファイル誤検知があったか否かについては自社では特定は難しい状況なので、某社に直接聞いてくれ」
という意味の回答がすごく丁寧な言葉で送られてきました。

その回答内に、某外部サービスのウィルス検知URLと問合せ先(別々のURL)が記載してあったので見てみますと、そのサイトに以下の記載が。

DISCLAIMER
This service is provided “as is” and “free” (and may be cancelled or changed by the provider at any time), without warranty of any kind, express or implied, including but not limited to the warranties of merchantability, fitness for a particular purpose and non-infringement. In no event shall the provider of this service be liable for any compensation, claim, damages or other liability, whether in an action of contract, tort or otherwise, arising from, out of or in connection with this service.

上記の英文、要は「免責条項」で、無償・無保証で提供しているサービスなので、不都合があっても責任取れんし、クレーム受け付けません。というような意味です。

これを知った時点で、頭にこなかったかというと嘘になります。
自身がそれを知っていて使用したサービスではなく、契約したサーバ会社の都合だけで使用している(当然、フリーウェア/免責条項も知っているはず)、それを顧客の私に直接問い合わせろ、と言っているわけですから。
しかも、上記の免責については、英語サイトですが、その企業サイトは別ドメインの".de"。そう、ドイツのサイトです。
英語で記述されたページに関する問合せをドイツ人に書け!と言っているわけです。


「免責条項付フリーウェアに誤検知の問合せしても無駄じゃん。逃げの一手を打ちやがったなー!!」
その点に関して、怒りがふつふつ湧いたことを覚えています。

けれども、そこに関してサポートにクレームをつけたか、というと答えは「NO」です。

理由は2つあります。

サーバ凍結→自己検証→サポート依頼メール送付→回答を待ちながら、48時間程度経過した頃でしょうか、Googleの検索結果から当サイトのURLが消え始めました(圏外に飛んだというのが多分正しい)。
このまま徒に時間を過ごすのは超まずい。とっとと全削除してクリーンに再構築し、凍結を解いた方が現実的で早いと考えたのがまず一つ。

あともう一つは、サーバ管理者は"組織の一員として"「社内規定」にのっとってマニュアルどおりに処理を行っているわけで、契約者個々の思惑より、サーバ自体の安全な運用が優先するのは当然だからです。

私は仕事であれ、個人使用であれ、レンタルサーバのサポートにメールを送ったことはほとんどありません。
ただ、送る必要がある時は、何故かほとんど週末になって、今回もやっぱり週末、だから、回答は日曜はさんで翌週と思っていました。それが土曜に丁寧に回答をしてくれまして待ち時間が短縮できた分、とても有難かったのです。
これまで、他のサーバ会社で土日回答してくれたことはありませんでしたので。

共用サーバ内で、不正アクセス、ファイル改ざん・設置とか言われて、まず自分が置いたファイル、または使用しているCMS等の脆弱性をつかれて、隣人ユーザにご迷惑をかけてしまったのか、とか、踏み台にされて大量のスパムメールを送られているのか、とか心配しましたが、そこはないと確信できたので一安心してましたし。

誤検知か否か? という点においては、個人的には現在においても誤検知と判断しています。
けれど、検知したファイルについて全ログをいただけたことで、ソースのどの部分が、ウィルスなりマルウェアなりと検知されてきたのか、ようやく完全に分かりましたし(一行のjavascript)、ほったらかしのテスト用ごみファイルもお片づけできました。

サーバ・セキュリティ管理って基本的に「よくやった」とほめてもらえない仕事です。
ちゃんと運用してて当たり前。不具合・障害でも起こったら、ユーザにぼろかすに言われます。
メンテナンスは基本、夜中仕事、障害起きれば休み返上当たり前なのに、いつも夜中仕事ありがとうね、とかお礼言ったことのあるユーザって皆無に近いのではなかろうか、と思えてきて。

契約以来、このサーバについては、多少重くなる程度のことはあっても、障害知らずでのほほん運営できてます。
この機会に、契約期間分(5年以上分)の「ありがとう」をちゃんと言葉にしておいてもよいのではなかろうか?
というわけで、担当していただいたサポートスタッフの方に精一杯お礼を述べて終了にしました。

当時、免責条項を見た時点で、問合せを送る気は失せましたが、もし同様な目にあった場合、海外に問合せをするなら、以下のような英文で言いたいことは通じるでしょう(多分)


Dear Sirs and Madams

I'm Hoge Hoge (自分の名前),the owner(/or a staff) of "xxxx.com(ドメイン名).
Recently I was notified that some pages(or files) of my site were detected as malicious
by your security tool(セキュリティ・ツール名).
Detected URLs list:
(検知されたURLの羅列)


But I don't think these urls are malicious after careful investigation by myself.
It might be a kind of misdetection.
I'd appreciate if you could reply whether or not the listed urls were misdetection.

Best Regards

XXXXXXX(名前)
******@xxx.com


意訳

xxxx.comのオーナー(運営スタッフ)をしております、HogeHogeと申します。
最近、私のサイトのページが、御社セキュリティツールで
”有害”検知されたと知らされました。
しかしながら、当方で精査しました結果、有害であるとは思えません。
誤検知かどうかお知らせいただけますと有難いです。


もちろん、免責があれば華麗にスルーされるか、または、それを盾にしてFA(ファイナルアンサー)。
免責なしだとしても、自分自身が直接のユーザでもなし、セキュリティー上、どこがどのように
まずいのか逐一教えてくれる確率は非常に低いと思います。とはいえ、
対応してくれるスタッフによっては誤検知か否か? Yes/Noくらいは教えてくれるかもしれません。

全サイト403 Forbidden を喰らっているような状態では、相手に
ソース、キャプチャ画像等を一式送る必要があるでしょう。また、
自分が正当なサイトオーナーであるかどうか、という証明も必要かもしれません。
・・・・・思っただけで、超だるいです。

個人の趣味用に借りているサーバスペースなので、しのごの言わずに
公開ディレクトリ全削除・DBリストア・再構築がベストチョイスだと思いながら、同時に
自分はECやビジネスサイトの担当者でオーナーが他人、誤検知・アカウント凍結→
海外に問い合わせろという対応をされた場合、どう対応するのが正解なんだろうと思ってみたり。
ともあれ、二度と「凍結」経験はしたくありません。

最後に、自サイトURLが検索結果から消えていくのを発見した時、
関連検索で「無料素材倶楽部 表示できない」という検索をしている人(というか検索語)を見まして、ちょっと涙する想いでした。
こんな吹けば飛ぶよな、間に合わせ用素材サイトであっても、表示できないのは何で? と疑問に思って探してくれた人がいたのね、と思うと、維持していく意義はあるのかもしれないなあ、としみじみ。

数日前に、某社セキュリティ運用管理をされている
Yさん(仮名)より大変親切なメールをいただきました。
ウィルスサイトと誤判定されていた日々-通りがかりのWeb管理者さんへに書きましたが、またも、わがサイトは、McAfee社のソフトでVirusScan Alertを出されていたとのことです。

Yさんのご勤務先社員の方が幣サイトを閲覧してウィルス報告されたんでしょうね。

わざわざYさんは、該当ページソースを確認して「問題ないのでは」と判断してくださり、McAfee社へ調査依頼をかけてくださったのです。
結果、「誤検知」との回答を得たとのことでした。
そして、その後の、パターンアップデート適用後、アラートは消えた、とも書いて下さっていました。

McAfeeのソフトをインストールされていて、VirusScan Alertを見てご不安に思われた方がいたら、本当に申し訳ありません。

そして、Yさん心からありがとうございます。
この場を借りて、あらためてお礼申し上げます。

なんの義理も利害関係もないのにお忙しいなか、わざわざ、ソース(汚い・・・)を読んでくださったうえ、McAfee社に調査依頼、回答を私にメールで教えてくださるなんて。

私、いつのころからか、この世で最も大切なものの一つは「時間」だと思うようになりました。

今、私がこれを書いている瞬間も、今、これを読んでくださっているあなたのその瞬間も二度と戻ってはこない時です。
大げさかもしれませんけれども、人生のどの時間もすべてまき戻しできはしません。

このサイトのためにYさんが費やしてくださった時間。ひょっとしたらもっとYさんにとっては素敵なことができたかもしれない、その時間を、一面識もないサイト運営者のためにさいてくださったこと、何よりありがたく、ご厚意が身にしみました。

小規模ではありますが、趣味でこの素材配布サイトを続けてきて、自分一人で作り続けてきたつもりでしたけど、アクセスしてきてくださる皆さんに支えていただいているおかげで続けてこられたのかもしれないな、と、しみじみ感じました。

「ディスプレイの向こう側には常に人がいる」
その方がどんな顔をして、どんな暮らしをしているのか私にはわかりません。
けれど、ほんのわずかでもよいから、きてよかったな、と思えるようなデータを残すことができたらいいな、と思います。

Yさんと、そして、アクセスしてくださる皆さんに感謝しながら、ちょっと幸せな気持ちで今日はもう寝ます。
もちろん、Yさんのお住まいの地域には今後、寝るときに足はむけません。

おやすみなさい。

このサイトは、しばらくの間、ウィルス/有害サイト認定を受けていました。
私の知る限りでは、TrendMicroとMcAfeeさんのソフトから。
他のソフトもあったかもしれませんが全部調べようもありません。

こちら
2009年9月14日
通りがかりのWeb管理者さんから
このページからVirusScan Alertが発生していますよ。

というコメントをいただいています。
もう3年前になります。

今回、その通りがかりのWeb管理者さん一人に向けて書かせていただいてます。

3年も前のことを何を今更なんですが、経緯を含め、回答さしあげる時期を逸してしまい、それが、ずっと気にかかりつづけていまして
申し訳なく思いながら長くなりますが、この記事で経緯報告も含め、心から感謝とお詫びを申し上げることにしました。

結論から先に申し上げますと単なる誤判定だったと思います。
原因は多分、私自身がサイト自動更新のためにだけ特定ページ内に差し込んでいたコードかと。
CRONがうまく動作しなかったため、その場しのぎで外部jsからcgiで更新プログラムを実行させるようにしていたもの。

ただ、セキュリティーソフトの有名どころから全部ウィルス/有害判定されたわけでばなくて、正確なところは、該当ベンダーさんに質問するチャンスが持てなかったので今でもわからないのです。

当時使用していたNOD32/Avast/Kaspersky の3種はウィルス/有害判定されませんでした。
ソースを見ても、私が書いたコード以外に何も勝手に差しこまれて
いません。よそ様のスクリプトは広告のADSENSEのみです。
googleの広告が表示された時点で、勝手に何らかをダウンロードさせようとするとか、考えられないですし。

このサイトは、MTで作成しているんですが、MTのモジュールとかが知らない間に書き換えられて、HTMLを吐く前後で何かしているとか?
とも思ってファイルの変更等も含めて見ましたが何も異常ありません。
共用サーバですから、基本のサーバ管理はプロがきちんとして下さってます。

なんかの間違いでは? 最初はそう考えました。

が、こんなサイトにわざわざコメントを残して何の得になるわけもないですから、何かあるはず。もっとちゃんとチェックして、答えよう、と調べていたんです。

VirusScan Alert というのをメッセージを出すのが、使用したことのないMcAfeeのソフトだと言うことが分りましたが、手元にありません。
で、期限が残っていながら使用していなかったTrendMicroのVirusBusterがあったことを思い出し、PCの一台からセキュリティソフトをアンインストール、ウィルスバスターをインストールして
アップデート後、サイトを表示させてみると・・・・・
出ました。
「有害サイトの文字」が。

でも、
"いくらソースを見ても、私が書いたコード以外はない・・・・"
"CMS代わりに使用しているMTファイルも異常なし・・・・"
となると、jsファイルと広告くらいしかないんですね、もう。
Flash、Java、なにも使用してないんです。このサイト。
ダウンロードさせているPDFもありません。
念のため書き添えますと、CSSにビヘイビア設定もまったくありません。
一旦広告もjsも全部取り除いて再スキャンしてみましたが、それなのに、Alertが消えません。
勝手にどこかのサイトに接続して、何かダウンロードさせようとしているとかまったくないんです。何度繰り返しても。
何のウィルスかという名称すら出ません。
でも有害???

で、よく見ますと、但し書きに
「有害サイトではなくても検出される場合もあります」というような
意味のことが小さく書いてありまして、有害でない場合報告するようなボタンがあったんです(私の勘違いでなければ)。
で、クリックすること数度。
数日たっても何の変化もありません。
何の変哲もないHTMLだけのページが、まだ「有害」判定されてました。

「まさかこんなサイトのURLがウィルスサイトのデータベースに入れられたとか?」

当時、急に毎日数百通単位でスパムメール、添付ファイル付ウィルスが届くようになって、頭にきていたことを覚えています。
仕事その他しなければならないがいっぱいあって、体調不良でストレス一杯な日々でした。

その上、趣味サイトまでこんな目に・・・・
時間がないのを言い訳にこのサイトは放置状態になっていましたし、
いつから、ウィルス判定されはじめたのか、正確なところもわかりません。

問い合わせして確認できるならと、TrendMicroさんのサイトで探したんですね。問い合わせ先を。
ところが、ないんです。
製品購入、更新手続きとか、購入者のソフト使用に関する問い合わせ窓口はあっても、
「自分の運営サイトが有害判定されてますが、何をもって?」
というようなことを聞けそうな窓口が。
ちなみに現在は、リアルタイムチャットもあるし、メールは
シリアルだけで問い合わせできるようになっててぐぐっと親切です。
当時は別にお客様番号-現在のGUIDがそれにあたるのでしょうが
任意項目になってます-みたいのが必須だったような記憶があります。
電話での問い合わせではいまだ必須のようです。
電話しても、まず自動応答で振り分け、お客様番号が必須(使用してなかったソフトなので覚えてない、探してみたがない。
残念ながらTrendMicroにもMcAfeeにも知り合いはいませんし。

普通に考えてディスプレイに表示されつづけている老舗セキュリティーソフトベンダーのウィルスアラート?を目にしながら、
まったく面識すらない小さなサイトの管理人が
「おそらく誤判定です。かくかくしかじか」と
報告したら、どちらを信頼するでしょう?

私は、原因不明のまま、「多分、誤判定」といっても信頼性ゼロじゃなかろうか? そう思ったのです。

ただ、何かダウンロードさせようとしたり、変なサイトに飛ばしたり
というようなことはない、というのは確認できたので、
もう、お越しになった方の判断におまかせするしかない、
何でこんな目にあわねばならないのだと、あきらめた、というのが正直なところです。

その後、いつの間にか、TrendMicroからの有害サイト認定は消えたようです。
はじめて私が確認してから、2~3ヶ月経過していたでしょうか。

けれど、通りがかりのWEB管理者さん、あなたにはやはりきちんと判っているだけでも、その時点でご報告すべきだったと後悔することしきり。

何も言わないでいたほうが、かえって
「やましいところがあるから何も言えないんだな」と
思われてしまうんじゃなかろうか?
そんな可能性に思い至りながら、もう数ヶ月過ぎている。時期を逸してしまった。いまさら、、、、、、とか、過ぎたことをいろいろ考えてもしかたない、でも、、、折りあるごとに思い出しては、やっぱり良くないと感じるのです。

ウィルスアラートのご報告を受けたのは、この1回限り、その後、
他の方にもお願いして確認いただきましたが問題はない、ということでした。

おそらく、あなたがこれを目にすることもないでしょうが、連絡先がわかりませず、こちらに記載することにいたしました。

その節は、親切にご報告いただいて本当にありがとうございました。
あなたに当時の経緯を報告して、感謝とお詫びの言葉を申し上げたかったのです。

ご多忙と思いますが、体調にはくれぐれも気をつけて
どうぞ素敵なサイトを作ってくださいませ。

無料ゲームで学ぶネットセキュリティ

安全なウェブサイト運営のために
~7つの事件を体験し、ウェブサイトを守り抜け!~

安全なウェブサイト運営のために

IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が、セキュリティの基礎知識を学べる無料ゲームを提供している。

「安全なウェブサイト運営入門」

ウェブサイトの脆弱性による被害を中心とした7つの具体的な事件を題材に、ロールプレイング形式で体験的に学習できるソフトウェア、と、いかにもお堅い名前と解説だけど、要はシミュレーションゲームなのだ。

ネットショップの店長に限らず、WEBサイトを運営しているWEBマスターは、自サイトと、お客様の情報を守るために、セキュリティの知識はあるにこしたことはない。

セキュリティー関連の勉強しなくちゃと思っても、参考書読んでると、つい眠くなっちゃう人もゲームなら別では?

ある日、上役からのお達しで、ネットショップの運営を任されたプレイヤー。


  1. 電子メールの誤送信

  2. クロスサイト・スクリプティング

  3. SSL(Secure Socket Layer)サーバ証明書の期限切れ

  4. ウイルス感染

  5. サービス運用妨害 (DoS: Denial of Service)

  6. セッション管理の不備

  7. SQL(Structured Query Language)インジェクション

次々と起こる7つの事件に立ち向かい、見事にサイトを守る、というのがミッションだ。
しかも、プレイヤーの選択によってストーリーが変化するインタラクティブゲーム。

上司「何やってんだ! 仕事中にゲームなんかして(怒)」

あなた「何言ってるんですか? これは『安全なWEBサイト入門』という立派な学習ソフトです。我社サイトを守るために、シミュレーションを組んでセキュリティの勉強をしているのです! ニコッ」

ゲームしながら、堂々と「仕事」と言い張れる快感が味わえるかも~~~~(笑)
担当者皆で、社内ミーティングと銘打って時間をとってみるのもいいかもしれません。遊びながら学べるなんて、一番素敵な学習法だ。楽しそうじゃない?

安全なWEBサイト運営入門ダウンロード
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/7incidents/index.html

退職した会社(ITサポート会社「アットスター」(千代田区))が管理する海外化粧品の通販サイトの会員データ約1万人分を消去したとして、警視庁は、品川区西五反田6丁目、派遣社員渋谷博久容疑者(28)を不正アクセス禁止法違反と電子計算機損壊等業務妨害の疑いで逮捕したと9日発表した。

ハイテク犯罪対策総合センターと丸の内署によると、渋谷容疑者は「待遇や給与でトラブルになった上司を困らせたかった」と供述しているという。退職後にも変更されなかった会社の「特権ID」を悪用してデータを消去しており、同庁は企業に注意を呼びかけている。

asahi.com:通販会員1万人分データ消去 容疑者「上司困らせたくて」

彼は、通販の制作・更新・管理のお仕事してたってことね。

上司への腹いせにデータ消去するのがもちろん一番悪いけど、元社員が使っていたID/PASS がそのまま通る、ってのがそもそも・・・
氷山の一角なんだろうな。

ところで、この業界で、待遇や給与でトラブルって? まさか 

サービス残業が多かった、とか、サービス残業が多かった、とか、サービス残業が多かった、とか?

派遣社員ってどうしても立場弱くなるけど、東京の派遣のお仕事で、社員みたいな残業カットとかあるのかしら? 給与面、残業とかどうなのかなあ。トラぶった内容も気になる。

グーグルが独自最速ブラウザーGoogle_Crome発表の記事内でも、ちょっと嘆いてますが、WEBデザイナーに限らず、WEB制作に携わる人にとっては、お仕事の一環として、サイトが対象とする各種ブラウザでの表示確認作業に時間をさかざるをえません。
マイナーバージョンまで含む全部確認まではいかずとも、泣きそう OR 吐きそうになった経験がある人は1人以上は確実にいるはず(1人は私)です。
というわけで、PC・携帯の表示確認をなるだけ楽にしてくれるツール・エミュレータ・アドオンと、表示+CSS編集ツールのまとめ。Windows用。

※インストールは自己の責任においてお願いします。

IE各バージョン一括表示確認ツール

MultipleIEs

インストーラはWindows XPのみ。Win Vistaは非対応。
IE3.0,4.01,5.01,5.5,6.0 が一気確認可能に。フリーウェア。

[tredosoft]Multiple_IEs Download
http://tredosoft.com/Multiple_IE

※インストール後にIE6の挙動がおかしくなる場合等があるので、ココも一緒にご一読を。
IE6とIE7を共存させる(stand aloneで起動する)には。
Internet Explorer 7 running side by side with IE6. (standalone)
上記記載の、IE7-WindowsXP-x86-enu.exeでは、英語環境になりますんで、下記で日本語版をDL後、@kazuhi.toさんを参考に。
IE7-WindowsXP-x86-jpn.exe download
続・スタンドアローン版IE7

より安全にIE6/7を動かしたい向きには、
Microsoft配布の、Vircual PC 日本語版ダウンロード して、Windows上でもう1つWindowsを動かします。

でもMacIE5はMacのみ。
アンド、すでにIE8 Betaも出てる(←号泣)

IE tester

IE testerは、IE5.5 IE6 IE7 IE8beta でのレンダリングを確認できるブラウザ。現在α版
動作環境 Win Vista / XP。

IE tester Download

ひとりごと:個人的にはもうIE VerUPしなくていいデス。どこまで続くぬかるみぞ状態です。

FireFox1 と Firefox 2 とFirefox 3の共存

おそえの日誌
Mozilla.jp:Firefox 2 と Firefox 3 の併用
小粋空間:Firefox 1.5 と Firefox 2.0 を共存させる
現在のFirefoxを終了→新しいプロファイル (ブックマーク等の個人用データ一式) を作成→別ディレクトリにFire Foxインストールという流れです。

Opera バージョン違いの共存

違うディレクトリに素直にインストールすれば、共存できる。
Operaは、最新版でも OS Win95~からインストール可。WinならOSのバージョンはほとんど問いません。
※うちでは6~9が共存中ですが、Opera9.27 とOpera9.52 のようなマイナーバージョンアップの場合は、これではダメ。

SafariをWinOSで

Safari for Windows

SafariのWinヴァージョン
(Macとは画像の色合い等の表示が若干異なります。Winの方が濃い目というか鮮やか感に欠けます)
Safari for Windows DownLoad

MacOSX Panther/Tigerは、Multi-Safari、LeopardはSafari 2.0.4 for Leopardで複数インストール可。
Snow Leopard (MacOS 10.6) /Win+Safari でバージョン違いを共存する方法はわかりません。

WindowsにSafariを入れる際の注意事項

米Microsoftは5月30日、Appleの「Safari」ブラウザがWindows Vista/XPにインストールされていると複合的な脅威が発生し、許可なくファイルが実行されてしまう可能性があると警告した。この情報は、 Microsoftのセキュリティアドバイザリ「953818」として公開されている。

【対策】
・AppleとMicrosoftから適切な更新プログラムが提供されるまでの間、SafariをWebブラウザとして使用することを控える
・Safariの設定メニューにおいて、ダウンロードするコンテンツの保存先を、ローカルディスクの"デスクトップ以外の場所に変更"する
マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (953818)
Appleのサポートアナウンス:About the security content of Safari 3.1.2 for Windows

IE/FireFox CSS表示確認・編集ツール

CSSVista

CSSVista は、IE・Firefoxで同時に表示確認しながら、サイドバーでCSS編集ができるフリーソフト。
動作環境:Windows XPのみ。

Litmus:CSSVista download

携帯サイトをPCで表示確認

docomo:iモードHTMLシミュレータ・iモードHTMLシミュレータⅡ

iモードHTMLシミュレータは、900iシリーズ以前のiモード対応HTML、Flashのiモード対応ページをシミュレート。
iモードHTMLシミュレータⅡは、900iシリーズ以降をシミュレート。

iモードHTMLシミュレータⅠ・Ⅱダウンロード

※上記ページから、J2ME Wireless SDK for the DoJa,iαppli Development Kit各バージョンなどのiアプリコンテンツ作成ツール、その他もダウンロードできます。

au:Openwave SDK 6.2K,

Openwave SDK 6.2Kは、XHTML, CSSにて記述されたコンテンツのプレビューが可能、Openwave SDK 3.3.1JはHDMLコンテンツ向けのSDK。
動作環境
Openwave SDK 6.2K:Windows98, 98SE, Me, 2000, NT, XP +Microsoft InternetExplorer 5.5以上
Openwave SDK 3.3.1J:Windows95/98/NT/2000

Openwave SDK 6.2K ダウンロード
Openwave SDK 3.3.1J ダウンロード

※詳しい使用法はOpenwave Developer Network

FireMobileSimulator

Firefoxでモバイル端末をシミュレートする独自アドオン。モバイル端末のHTTPリクエストや絵文字表示をシミュレートすることができます

FireMobileSimulator download